■王者・鹿島を翻弄! 横浜FMに現れた16歳の怪物・三井寺眞の衝撃
だが、第1節で大きな話題となったのは、その5人のなかの1人、しかも最年少の横浜F・マリノスMF三井寺眞だった。2010年4月2日生まれ。今年春、中学卒業とともに宮城県の育成クラブ「フォーリクラッセ仙台(現在はフォーリクラッセ東北)」から横浜FMに加入、4月2日、16歳の誕生日を迎えてプロ契約を締結した。その一方で、通信制高校で勉強する「高校1年生」でもある。
6月に横浜FMの監督に就任したばかりのスティーブ・コリカ(オーストラリア)は、前年王者・鹿島アントラーズとの開幕戦にこの三井寺を左のMFとして起用した。そしてキックオフからわずか7分、三井寺は横浜FMに先制点をもたらす。右のMF近藤友喜から送られてきたボールを押し込んだ形だったが、タイミングを見てゴール前に詰めた感覚の鋭さは見事だった。
さらに1―1で迎えた前半18分のプレーは、この選手の才能を明確に証明するものとなった。DF諏訪間幸成のロングパスを左タッチライン沿いで受けた三井寺は、得意の左足を使ってアウトサイドのワンタッチでボールを浮かせて鹿島DF植田直通をかわし、前進したのだ。そしてターンしながら一度植田を戻らせると、彼を前に置いたまま、「ポケット」に走ったMF天野純にスルーパス、そこから横浜FMの勝ち越し点が生まれた。


























