秋春制J1リーグで、上位陣の脅威となりつつある新生・横浜F・マリノス。強固な守備と新戦力の台頭でチームがまとまりを見せる中、最大のサプライズを提供しているのが左サイドに現れた16歳の超新星だ。ベテランと若手が融合し、「縦へのベクトル」を共有し始めたマリノスは、優勝争いをかき回すことができるのか。次節、首位・FC町田ゼルビアとの大一番を前に、サッカージャーナリスト・後藤健生がチームの“真価と伸びしろ”を語り尽くす。
■16歳の超新星・三井寺眞の衝撃! 復活のゴールを決めた33歳・宮市亮との熾烈な左サイド争い
そして、左サイドには16歳の新星、三井寺眞が現われた。
開幕節でのゴールで鮮烈な印象を残し、その後も縦への積極的なドリブルで突破を見せ、ヴィッセル神戸戦でもゴール前で浮いたボールに対して落ち着いて見事なボレーシュートを突き刺して見せた。Jリーグの今シーズン最大のサプライズでもあろう。
もちろん、まだ16歳の選手だけに試合を重ねるうちに疲労もためたようだが、柏レイソル戦ではその三井寺に代わって先発した宮市亮が先制ゴールを決めてみせた。
この数年、チーム事情によってサイドバックとして起用されることが多かった宮市だが、やはり彼の魅力はスピードを生かしたドリブル突破。
柏戦ではちょうど中のポジションを取っていたところにボールが来て、コントロールして相手DFと駆け引きしながら鋭いシュートを決めてみせた。
久し振りのゴールでもあり、宮市自身にとっても非常に気持ちの良い得点だったはずで、これでアタッカーとしての本能に火が点けばまた楽しみが増える。33歳のベテラン宮市と16歳の若手の三井寺が左サイドで競争を繰り広げられれば面白い。


































