8月29日に行われたJ1リーグ第4節、FC東京は敵地でV・ファーレン長崎に3-0の快勝を収めた。この一戦で、今夏新加入した“ベルギー帰りの男”が、サポーターを熱狂させる圧巻のリーグ戦移籍後初ゴールを叩き込んだ。
百年構想リーグでJ1EAST2位に躍進し、今季は明確に「優勝」を掲げたFC東京。開幕戦こそFC町田ゼルビアに1-5と惨敗したものの、第2節ヴィッセル神戸戦(2-2)、第3節ジェフユナイテッド千葉戦(2-0)、さらに天皇杯2回戦のAC長野パルセイロ戦(6-0)と、一戦ごとに凄みを増して調子を上げている。
その好調なチームの中で、いま最も眩い輝きを放っているのが、アルビレックス新潟からベルギーへ挑戦し、帰国後の浦和レッズ、セレッソ大阪を経て完全移籍で加入したアタッカー、本間至恩だ。
天皇杯で交代出場から移籍後初ゴールを決め、完全に勢いに乗った26歳はこの日、左サイドMFでスタメン出場。1-0でリードして迎えた前半アディショナルタイムに、ピッチの空気を一変させる魔法を魅せた。
敵陣深くまで押し込んだ場面。相手のパスミスをカットしたマルセロ・ヒアンからのショートパスを、本間がボックス正面で待ち受ける。獲物を狙うように両脇から2人のDFが猛然とプレッシャーをかけにきた。しかし、本間は一切の焦りを見せない。
肩を揺らす細かいボディフェイクを入れると、右足のアウトサイドで鋭く、そして深くボールを切り返す。たった一度の魔法のようなファーストタッチで完全に相手のプレスを無力化し、シュートコースを切り拓いた。前を向いた本間は迷うことなく右足を一閃。矢のような強烈なシュートが、GKを嘲笑うかのように一直線にゴールネットへ突き刺さった。






























