■定期券の代わりに…!? 切符にハサミを入れていた時代

 それより昔は、完全に現金と紙の乗車券(切符)の世界でした。

 自動販売機か窓口で現金を使って切符を購入。すべての改札口に駅員さんが立っていて、紙の切符に鋏を入れてもらっていました。定期券も紙の定期券に大きく区間と期限が書かれたものを駅員さんが目視で確認していたので、かつては定期券ではなく別のカードを見せて通り抜けてしまうようなことも一部であったようです。

 まあ、とにかく交通系ICカードというのは、いちいち切符を買う手間なく電車にもバスにも乗れるのですから便利なものです。しかも、自動チャージ付きのものならほとんど何もすることはありません。

 ただ、ICカードも発行開始直後はエリア外では使えませんでしたね。

 JR東日本の「Suica」を持っていても、私鉄(民営鉄道)にもバスにも乗れませんでしたし、首都圏を出たら使えません。私鉄に乗る時は「PASMO」という別のカードが必要でした。

 その後、関西では2006年にJRの「ICOCA」と私鉄の「PiTaPa」が、2007年には首都圏でも「Suica」と「PASMO」が相互利用可能になりました。

 その頃、僕は関西大学で客員教授をやっていて、毎週のように関西に“通勤”していましたが、まだ関西では「Suica」が使えなかったので磁気カードの「スルッとKANSAI」を買って使っていました。

 そして、2013年になってようやく全国の交通系ICカードが相互利用可能になって、全国あちこちを転々とする蹴球放浪家にとってはとても便利な時代になったというわけです。

PHOTO GALLERY ■現在となっては「お宝」!Jリーグ発足記念のイオカード
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