蹴球放浪家・後藤健生はサッカーの観戦と取材のために国内外を駆け回る。見知らぬ土地のスタジアムへ向かう道中、時代とともに劇的な進化を遂げてきたのが交通機関の「乗車券」だ。駅員さんが切符にハサミを入れていたアナログな時代から、全国を一枚でつなぐ「魔法のICカード」が誕生するまでを実体験と共に振り返る!
■退場処分!? 幻の「オレンジカード」と交通系ICの夜明け
現在、日本ではほとんどの方がいわゆる「交通系ICカード」をお持ちでしょう(アプリも含めてです)。全国のほとんどの鉄道やバスで使用できるだけでなく、コンビニなどでの支払いでも使える、大変便利なカードです。
日本で最初の交通系ICカードとしてJR東日本の「Suica」が発行されたのは2001年11月のこと。つまり、まさに21世紀とともに出現したカードということになります。
それ以前は磁気式のカードが使われていましたね。JR東日本ではイオカード(1991年販売開始)と呼ばれていました。さらに、その前にはオレンジカード(1985年販売開始)というのもありました。イオカードはカードを改札機に通して乗車出来たのですが、オレンジカードは乗車券(切符)の購入や精算のためのプリペイドカードでした。
余談ですが、将来、サッカーでもラグビーのシンビンのような一時退場制度が導入されたら、イエローカードとレッドカードの中間の「オレンジカード」が使用されるのでしょうか? いや、ちょっと見分けにくいかな?































