■放送局の都合でルールすら歪める「アメリカ式」の恐怖
アメリカのプロスポーツは放送局との関係も密接だ。
アメリカでは第1次世界大戦後にラジオ放送が急激に発展した。そんな中でスポーツ中継は多くの聴取者を獲得し、とくに「若い男性」聴取者が多いのでCMのターゲットを絞りやすいのが魅力だった。第2次世界大戦後にラジオがテレビに変わっても事情は同じだった。
放送局は単にスポーツの試合を中継するだけでなく、巨額の資金を投じてスポーツの大会を主催するようになってくる。そして、放送局側に都合の良いようにルールも変更することになる。
テニスなどでは試合時間が長くなりすぎるのを制限するためにタイブレーク制が導入され、ゴルフでは最終ラウンドで決着をつけるために従来のマッチプレー方式からストローク制に変更。前後半制だったバスケットボールは、CMを入れやすいようにクオーター制に変わった。
つづく































