ドイツ女子ブンデスリーガで4連覇中の女王、FCバイエルン・ミュンヘンが初来日し、RB大宮アルディージャWOMENと激突した。観客動員に苦戦するWEリーグと、最大9万人を集める欧州トップクラス。第1回となる本稿では、バイエルンの一員として凱旋出場を果たした、なでしこジャパンの次世代エース・谷川萌々子とレジェンド澤穂希の日本の躍進につながる共通点に触れつつ、RB大宮と欧州女王の実力差について、サッカージャーナリスト・後藤健生が分析する。
■欧州で巻き起こる女子サッカー熱、最高9万人超の現実
ドイツの女子ブンデスリーガで4連覇中のFCバイエルン・ミュンヘンが来日し、7月25日にWEリーグのRB大宮アルディージャWOMENとプレシーズンマッチを行った。
男子ではヨーロッパの強豪クラブが夏のシーズンオフを利用して来日し、Jリーグ・クラブとプレシーズンマッチを行うのは恒例になっており、今夏もドイツのボルシア・ドルトムントが来日。セレッソ大阪、FC東京とプレシーズンマッチを行う。
だが、女子の強豪クラブが来日するのは今回が初めてだ。
バイエルンは2025-26シーズンの女子チャンピオンズリーグでも準決勝に進出したヨーロッパでもトップクラスのクラブであり、また女子日本代表(なでしこジャパン)のMF谷川萌々子も活躍しており、注目が集まった。
ヨーロッパではここ10年ほどで女子サッカー人気が一気に拡大した。ヨーロッパ・チャンピオンのFCバルセロナなどは5万~6万人を集めることも珍しくなく、最高では9万人を越える試合すらあった。
もちろん、このような大観衆が集まるのはごく一部のクラブ、ごく一部の試合に限られ、各国リーグ戦の平均観客数はようやく1万人程度。女子チームの運営が男子クラブの収入に依存している状況に変わりはないが、ヨーロッパでは女子サッカーがすでにスペクテーター・スポーツとして認知されるようになっている。
























