■ 陸路での国境越えと、名門バス会社「買収」の厳しい現実

 メキシコでは1986年のワールドカップのときに長距離バスを乗り回しました。その経験から、メキシコシティにあったような巨大なターミナルを想像したんですが、モンテレイのターミナルはこじんまりしたものでした。

「グレイハウンド」の夜行バスは時間通りに運行されており、ピッタリ14時間でダラスに到着。メキシコからアメリカに入る国境の検査がどうなるのか緊張していましたが、あまりに検査が緩かったので拍子抜けしてしまいました。

 ただ、残念だったのは憧れの「グレイハウンド」のバスが古くてオンボロだったことでした。WiFiもあったし、充電用の電源もありましたが、椅子などはかなりの年代物でした。

 予約サイトを検索すると「グレイハウンド」のサイトと「フリックスバス」のサイトがあって、どちらも同じ便が表示されます。そして、どういうわけか「フリックス」のほうが料金が安いのです。

 不思議に思いましたが、よく見たら「フリックス」のサイトの料金表示はドルではなくユーロだったので数字が小さかっただけでした。

「フリックスバス」というのはドイツに本社を置く長距離バスの運行会社です。「フリックスバス」自身が運行するのではなく、バスは提携会社が運行しており、「フリックスバス」は予約システムを運営しているのです。

PHOTO GALLERY ■【画像2枚】時代の流れを象徴?憧れの「グレイハウンド」と親会社となった「フリックスバス」
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