■「初戦突破」のその先へ! W杯優勝に挑むための長き道のり

 1998年に初めてワールドカップという大会に挑戦した日本代表。その後は、常にグループステージ突破を目標に戦って2002年、2010年、2018年、2022年とこれまで4度も決勝トーナメント進出に成功していた(ただし、そのすべてにおいて初戦で跳ね返された)。

 ノックアウトステージの初戦での敗退という意味では、今大会もこれまでと同じ結果に終わった。だが、かつてはグループステージ突破で力を使い果たし、ラウンド16以降を戦い続けるのが難しい状況もあったし、そもそもグループステージ突破自体も2002年日韓大会ではホームアドバンテージによるものであったし、2018年ロシア大会のように初戦で相手チームに退場者が出るなどの幸運に恵まれたこともあった。

 だが、今大会の日本代表は決勝トーナメント以降の戦いを見据えて冷静に戦えた。

 たとえば最終スウェーデン戦では、すでに勝点4を獲得して「3位以上での通過」が確実だったこともあって、ノックアウトステージを見据えて守備の中心である冨安健洋や佐野海舟を温存して戦ってラウンド32に臨んだ。

 1998年に初めてワールドカップに挑んでから28年もかかって、ようやくノックアウトステージに本気で挑む立場にまで到達したのである。いずれ、また長い年月をかけて、一歩一歩強化を進めればいつか日本が本気で優勝を争う時代がやってくるのだろう。

 はたして、そのためにはどれくらいの時間が必要となるのだろうか?

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