【W杯】「決勝かと思う凄い試合」人口60万人の小国カーボベルデとメッシ擁する王者アルゼンチンとの死闘に世界が称賛「最後まで震えた!」「ありがとう」の画像
グループステージ初戦から好セーブを連発したカーボベルデ代表GKのヴォジーニャ。撮影/渡辺航滋(Sony αⅡ使用)

 現地時間7月3日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)のラウンド32。初出場のカーボベルデ代表は、前回王者アルゼンチン代表と延長戦にもつれ込む歴史的な激闘を繰り広げ、2-3で惜しくも敗れた。しかし、絶対王者を限界まで追い詰めたその誇り高き戦いぶりに、世界中から惜しみない称賛の拍手が送られている。

 アフリカ予選を勝ち抜き、悲願のW杯初出場を果たした島国カーボベルデ。グループステージ初戦で優勝候補のスペイン代表を相手に0-0のドローを演じ、40歳のGKヴォジーニャが人気者になると、その後もウルグアイ代表、サウジアラビア代表としぶとく引き分けに持ち込み、無敗のままF組2位通過の快挙を成し遂げた。
 そして迎えたノックアウトステージ初戦。立ちはだかったのは、リオネル・メッシ擁する最強アルゼンチンだった。

 前評判は当然アルゼンチンの圧倒的優位。前半29分には絶対的エースのメッシに先制点を奪われる苦しい展開となった。しかし、愛称“ブルーシャークス”は決して牙をしまわなかった。

 後半14分、相手陣内深くまで鋭く攻め込み、鮮やかな股抜きパスからデロイ・ドゥアルテが意地の同点ゴールを奪取。その後も王者の猛攻に対し、豊富な運動量と確かな足元の技術、組織的な守備、そして守護神ヴォジーニャの神がかり的な好セーブで対抗し、1-1のまま延長戦へと引きずり込んだのだ。

 ドラマはまだ終わらない。延長前半2分にアルゼンチンに勝ち越しを許すも、同13分、左サイドでボールを受けた左サイドバックのシドニー・ロペス・カブラルが中にカットイン。そこから強烈なカーブをかけた右足のミドルシュートをファーサイドのトップコーナーへ完璧に突き刺し、驚愕のスーパーゴールで再び同点に追いついてみせた。

 激闘の結末は延長後半6分、不運なオウンゴールで決勝点を献上しての力尽きる形となったが、王者を相手に一切引くことなく最後までゴールを目指し、全員が足を止めずに走り抜いたその姿に、多くのサッカーファンが目と心を奪われた。

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