■強敵に勝つための唯一の道は「CL決勝の舞台」

 ただし、攻撃面でも「ケガの功名」はあった。

 鈴木唯人や後藤啓介、塩貝健人といった若い選手たちが招集され、短い時間ながらワールドカップという舞台を経験したことである。

 4年後のワールドカップに対してまさに「ケガの功名」だった。

 カタール大会での日本代表は、全出場国の中でも平均年齢がかなり低いチームだった。

 その若手選手たちが国際経験を積み、ヨーロッパのクラブでプレーすることでチーム力は上がった。だが、カタール大会から活躍している選手たちは次回大会では30歳に達してしまう。だからこそ、今回招集された若手選手たちには、4年間の間に力を付けて、たとえば三笘や久保のポジションを脅かすプレーヤーとなっていってほしいものだ。

 カタール大会当時、「海外組」と言っても多くの選手はオランダやベルギーのクラブから招集されていた。だが、それから4年でイングランド・プレミアリーグでプレーする選手は4名を数えるに至った(遠藤航と三笘は離脱してしまったが……)。

 これから4年間でいわゆる「5大リーグ」の強豪でプレーする選手がさらに増え、チャンピオンズリーグで決勝に進むようなチームで主力となるような選手も現われてほしい。

 それが、たとえばブラジルのようなチームと対戦したときに勝つことにつながる唯一の方法のような気がする。

つづく

(3)へ続く
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