【W杯】久保建英投入に期待も…難しかった「選手交代」での攻撃力アップ、田中碧の大号泣が示す「最大の課題」【日本代表「王国との激闘、明日への飛翔」大激論】(2)の画像
試合後、大号泣する田中碧。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 サッカー日本代表の2026年ワールドカップが幕を閉じた。結果はラウンド32での無念の敗退。だが、我らが真に目を向けるべきはその「内容」と、未来への「可能性」だ。激闘となった王国ブラジル戦で、日本が見せた確かな成長と、突きつけられた課題とは何だったのか。阻まれた壁を越え、さらなる高みへ飛翔するために――。日本サッカーを見つめ続けるベテランジャーナリスト、大住良之と後藤健生が、熱き想いとともに語り尽くした。

■アタッカー不在「難しかった」ギアチェンジ

――先に選手交代して手を打ったのもブラジルでした。

大住「そうだね。日本の選手交代は、ジリ貧の状態での交代になってしまった。ゲームの展開として、失点してはいけないからサイドをしっかり押さえなきゃっていうのは、しょうがない判断ではあったと思うけど」

後藤「この試合の先発は、シャドーとウィングバックの組み合わせが、右は伊東純也と堂安律、左が前田大然と中村敬斗という、現時点で一番攻撃的な選手たちだった。その後どういう交代をするにしたって、より攻撃的に切り替えるというのは、なかなか難しかったよね」

大住「もう選手がいなかったわけだからね」

後藤「そうそう。三笘薫や南野拓実、久保建英がいたら、もう少しいろいろな交代策ができて面白かっただろうと思うけど」

大住「もしも勝ち越し点を取られるのが後半35分くらいだったら、久保の投入はあったかもしれない。メンバーに入っているんだから」

後藤「久保が出てこないかなあって、ずっと思ってたよね」

大住「だけど、勝ち越されたのが残り1分でのことだったからね。もう、致し方なかった」

後藤「点を取らなくても、残り10分で勝負をかけるという手もあったよね」

大住「まあ、そうだけどね」

後藤「もちろん、どうにか久保が使える状態なら、という話ですけど」

大住「選手交代でウィングバックをあれだけ守備的にしたんだったら、久保を入れて攻撃を託すという手はあったかもしれない」

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