歓喜のグループステージ突破! サッカー日本代表が、北中米ワールドカップ第3戦で北欧の雄・スウェーデン代表との激闘をドローで終え、堂々のグループ2位でラウンド32への切符をつかみ取った。
いよいよ幕を開ける決勝トーナメント。その最初の関門にして最大の壁となるのは、なんと“絶対王者”ブラジル代表だ。はたして、スウェーデン戦で経験したタフな「引き分け」は、どのような戦術的・心理的影響をもたらし、最強ブラジル撃破への布石となるのか?
日本サッカーの歴史を知り尽くす重鎮サッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生の2人が、歴史的ジャイアントキリングに向けた必勝シナリオを徹底的に語り尽くす!
■1点取るまでは「完璧」に日本の試合
――スウェーデン戦の内容自体はどうでしたか。
後藤「立ち上がりはお互い、非常に慎重に相手の良さをつぶして、日本は相手の3トップをマークするという入り方をしていた。前半のハイドレーションブレイク(3分間の公式な水分補給・休息タイム)の後で、前からプレスをかけにいったり、田中碧が後ろに戻って組み立てるとか、いろいろなことを始めて試合が動き出した。そうして前半の終盤にいくつかチャンスをつくって、後半の頭に点を取った。そこまでは完璧な試合運びだったと思いますよね」
大住「田中碧は良かったね。ボールを持ったら、なかなか取られなかった。全体的には非常に手堅い試合になったなと思ったけど、90分間を通して考えれば、うまくいったんじゃないかと思う。スウェーデンの強力な2トップをしっかり抑えられた。それでも点は取られて、あの時間帯はちょっと…」
後藤「美しいパスの連携から前田大然が先制ゴール。日本は1点取るまでは、相手にほとんど攻撃の仕事をさせなかった。でも、前半と後半では相手のシュート数が全然違うでしょ。前半はきっちり抑え込んで、時間とともに攻めの形をつくっていくという、非常に良い流れだった。最初はあまり前からプレスにいかないで、しっかり抑えることだけを考えていたけど、ハイドレーションブレイクの後からハイプレスをかけにいったりとかね。1点取るまでは本当に完璧に日本の試合だった。ところが1点取った後、なぜか知らないけど、流れがおかしくなっちゃって、最後は攻め込まれて、なんとか守り切って引き分けに持ち込んだ試合でしたよね」



































