■指揮官が明かした「長友起用」の理由

――森保一監督は、会見ではどのように説明していましたか。

後藤「あまり話さなかったよね」

大住「失点については、仕方がないみたいな感じだったよね」

後藤「そういう話を、あの場で言っちゃあ、おしまいだよね。ただし、長友佑都をなぜ起用したのかという質問はあった。それに対しては、引き分けでもいいような場面で全体が攻めにいってしまうのを、うまく抑えて落ち着かせたんだって言っていた。だから、森保監督の目には、日本が中途半端に攻めにいこうとしていたと映ったのかな、って思ったけど。2点目を取りにいくのか守り切るのか、その辺が曖昧になっちゃったんじゃないかな」

大住「1-1になった後、日本がボールを持ってある程度パスをつないで前進すると、スウェーデンは下がって構えて、ボールを奪いにこなかったんだよね。日本陣内深くにあるときは結構ボールを取ろうとしてきたけど、いったん日本が落ち着かせると来なくなった。だから日本は慌てて攻めにいく必要はなくて、もっとしっかりボールを回して時間を使えばよかった。ボールを失うにしても相手最終ラインの背後に入ってからとか、シュートで終わるという意識を全体で共有していれば、もう少し違う試合にして、あんなに押し込まれずに済んだと思う。どちらかっていうと、日本がああいう流れに引き込んじゃったって感じだったよね」

後藤「スウェーデンも引きければ3位で通過できる状況だったから、無理して攻めたくはないはずなんでね。その辺の駆け引きを、もうちょっとうまくやれたらなっていう気はした」

つづく

(3)へ続く
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