歓喜のグループステージ突破! サッカー日本代表が、北中米ワールドカップ第3戦で北欧の雄・スウェーデン代表との激闘をドローで終え、堂々のグループ2位でラウンド32への切符をつかみ取った。
いよいよ幕を開ける決勝トーナメント。その最初の関門にして最大の壁となるのは、なんと“絶対王者”ブラジル代表だ。はたして、スウェーデン戦で経験したタフな「引き分け」は、どのような戦術的・心理的影響をもたらし、最強ブラジル撃破への布石となるのか?
日本サッカーの歴史を知り尽くす重鎮サッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生の2人が、歴史的ジャイアントキリングに向けた必勝シナリオを徹底的に語り尽くす!
■事実上、難しかった「1位突破」
――森保一監督は1位突破を目指すと公言していましたが、スウェーデンと引き分けての2位突破です。どうとらえればいいですか。
後藤「1位突破は事実上、難しかったでしょう。同時刻にキックオフの最終戦では、オランダが2連敗のチュニジアと対戦していたんだから」
大住「とにかく嫌だったのは、3位通過になってラウンド32の対戦相手が翌々日まで分からないことだったよね。日程と会場が決まらないと、チームとしても準備のしようがない。2位以内に入って、そういう状況にならないようにすることが、この第3戦の一番の目標だったから、そうできて良かったんじゃないかと思います」
後藤「第2戦の後にも話したように、1位になることでラウンド32の対戦相手が力の落ちるチームになるというなら、無理をして1位を狙う価値はある。でも、対戦するのはブラジルかモロッコで、どちらも同じくらい強いのだから、それほど無理をせず、力を温存して2位以内を確定すべき試合だったと思いますよね。逆に言うと、スウェーデンとしても引き分ければ勝点4になって3位通過できるわけだから、お互いに非常に複雑なものを背負っての戦いでしたよね」
大住「ハーフタイムに森保一監督とスウェーデンの監督が握手したことが話題になったようだけど、別に引き分けようねって話していたわけじゃないんだよ。でも後半アディショナルタイムが残り1分くらいになった頃には、スウェーデンの監督は攻めにいくなと指示をしていた。無理に攻めて、日本にカウンターでやられてグループ敗退するのは勘弁してくれよ、っていう感じだったね」
後藤「今大会では、初戦のオランダ戦もそういう流れで引き分けたよね」





























