痛感した2人の不在、世界最高CBに苦戦した上田綺世、中村敬斗が乗り越えた壁【北中米W杯「オランダ戦そしてチュニジア戦」への大激論】(4)の画像
初めてのワールドカップでゴールを決めた中村敬斗。得点後、劇的な変化を遂げた。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 強敵オランダとの初戦を2-2のドローで終え、次なる戦いへと向かう日本代表。勝ち点1という結果は上々だが、世界一を目指すうえでの課題も浮き彫りになった。絶対的な“個の力”を持つ三笘薫不在の影響、そして強靭なセンターバックを背負いながら前線で孤軍奮闘したエース・上田綺世のプレー選択。次戦のチュニジアが強固な守備ブロックを敷いてくることが予想される中、日本はどうやってゴールをこじ開けるのか。大住良之と後藤健生が熱く語り合う。

■痛感した三笘薫不在という「穴」

――日本はよく戦ったとのことですが、不安な点はありましたか。

大住「個で突破できる選手、三笘薫がいないというのは、すごく響いていたと思う。先発であれ交代で使うのであれ、違いをつくれて、イングランドとの親善試合でも決定的な仕事をした選手だからね。いないのはちょっとつらいな、という感じ」

後藤「それは当然だよ。三笘と南野拓実がいないのは痛いよ」

大住「あとはチームとして森保監督がやりたいのは、前線から強力にプレッシャーをかけてボールを奪って、一気にゴールに襲いかかって決めてしまうというものだと思うけど、今後そういう試合にシフトしていけるのかどうか。ラウンド32になったら、このオランダと同じような相手と対戦しなければいけない。その前のグループステージの残り2試合でも、森保監督が狙う日本らしいサッカーで攻め崩して点を取れるかというのが、一番興味深いところ。特に第2戦でぶつかるチュニジアは守備が強いから」

後藤「次からの2試合は、ワールドカップのアジア予選のように、守りを固める相手をどうやって崩すかという試合になる」

大住「そうかもしれないね。スウェーデンはカウンターが強烈だしね」

後藤「チュニジアもスウェーデンも守ってからカウンターを狙ってくるのは間違いないから。でも、そういう戦いはアジア予選で散々練習しているから、できるんじゃないですか」

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