熱狂と不満が交錯するW杯メキシコ開幕戦【前編】空から代表バスを追走! ペレもマラドーナもプレーした「アステカ」で国民を狂喜させた勝利の画像
ワールドカップが開幕した。世界中が熱く燃え上がる1か月強となる。撮影/渡辺航滋(Sony α1使用)

 ワールドカップが開幕した。世界中がサッカーを通じて、喜びを共有する。サッカージャーナリスト大住良之も、現地に入って精力的に取材中。大会の様子を、現地から直送でお届けする。

■盛り上がるメキシコシティ

 メキシコシティ中心部のソカロ広場は、早朝から人で埋まっていた。多くの人が緑色のメキシコ代表のユニフォームを着込み、国旗を振って、「メヒコ、メヒコ!」の声援を繰り返す…。

 いろいろ考えた結果、今回のワールドカップはメキシコシティでの「開幕戦」取材を断念し、翌6月12日にロサンゼルスで行われるアメリカの開幕戦、パラグアイとの試合から取材することにした。建設総額8800億円(!)と言われる「SoFiスタジアム」にも興味があったし、何よりアメリカでの開幕戦、トランプ大統領を「生」で見るチャンスと思ったのだ(実際には来場しなかったが…)。

 6月11日の「メキシコ×南アフリカ」は、ロサンゼルスのプレスセンターで見ようと考えていた。しかし予約していたロサンゼルス国際空港近くのホテルに入ってみると、スペイン語放送の「テレムンド」を見ることができ、このチャンネルがワールドカップをフルカバーしていることがわかった。

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