■4年後のワールドカップのときも「未完成」
格安航空券でパリに着いた僕はまずプッチェルダという、フランス・スペイン国境のスペイン側にある小さな街に3泊しました。『カタロニアへの眼』の中で詳しく紹介されていた所だったからです。パリのフランス国鉄の窓口で「プッチェルダまで」と言ったら、駅員が「そんな駅は知らない」と言った、とても小さな国境の街でした。
バルセロナ市内では、麻薬の売人も出入りしているという治安の悪いプラサ・レイアルのホテルに宿泊。ヤシの木が立ち並んでいる実にスペインの下町らしい広場でしたが、オリンピック期間中は警官が配備され、治安は保たれていました。
そして、試合のない日はグエル公園やカサ・ミラといった有名建築を始め、ガウディを見て回ったのです。
当時のサグラダ・ファミリアは、まさに工事中。それでもすでに完成している塔に登って、隣の塔での工事の模様を見学できました。
一部の柱や塔が完成しているだけで、そこはまさに教会というよりも「工事現場」という雰囲気でした。最近のニュースで見る教会らしくなったサグラダ・ファミリアとはまったく違う雰囲気でした。
ただ、今回完成したのはあくまでも主塔の「イエス・キリストの塔」だけで、教会として完成するのは約10年後の2035年だと言われています。4年後のワールドカップのときも、まだ完成前の姿を見られるというわけです。



































