■サッカーを通じて知った「存在」

 日本ではガウディは1960年代まではあまり知られていない存在でしたが、1978年に日本全国で「ガウディ展」が開催されて注目を集めるようになって一気に人気が高まり、ガウディあるいはガウディの建築に関する書籍類も次々と出版されるようになりました。

 僕はなぜか古くからカタルーニャに興味を持っていました。カタルーニャだけでなく、スコットランドとかバスクとか、独立国家(主権国家)になっていない“国”の存在に興味を持ったのです。

 自分でもよく覚えていないのですが、たぶん、サッカーを通じてスコットランドがイングランドとは別の“国”であることを知り、FCバルセロナの歴史を通じてカタルーニャが独自の言語を持つ“国”であることを知って、興味を持ったのではないでしょうか?

 1979年に樺山紘一氏の『カタロニアへの眼 歴史・社会・文化』という本が出版され、それも熱心に読んでいたので「本当はバルセロナでもう少し観光をしたいなぁ」と思っていたのです。

つづく

(2)へ続く
PHOTO GALLERY ■【画像】1982年スペイン・ワールドカップ開幕戦の入場券
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