■イタリアの夏は最高!
『イタリアの夏』は最高だった。スローテンポのバラードで、ジョルジョ・モロダーが作曲し、歌ったエドゥアルド・ベンナートとジャンナ・ナンニーニが詞を書いたという。
「魔法の夜、ゴールを追い求めるイタリアの夏空の下
君の瞳は勝利を追いかける。新たな冒険の夏だ」
リフレインの部分は、こんな意味だと思う。
何より、女性歌手ナンニーニの「超ダミ声」の迫力が衝撃的だった。目鼻立ちの整った美人で、当時は30代の半ばだったと思うが、60代の老婆のような低い声を出した。彼女の弟は有名なF1ドライバー(アレッサンドロ・ナンニーニ)だった。
もちろん、この曲への私の思いは、厳しい日差しのなか歩いたローマの町や、ミラノで見た決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)、西ドイツ×オランダのスピーディーなゲーム(前半22分から10人対10人だった)などの記憶とともにある。2000年の歴史に囲まれたワールドカップという感動が、『イタリアの夏』とともに今も蘇るのである。
つづく


















