■過酷すぎた「大陸横断」の代償
というのは、僕は準決勝までは主に東海岸で試合を観戦していたからです。
準決勝は、ニューヨーク(ニュージャージー州イーストラザフォード)のジャイアンツ・スタジアムでイタリア対ブルガリアを観戦しました。バッジョが2得点。準々決勝でドイツを破ったブルガリアはフリスト・ストイチコフが1点を返して、2対1で勝利したイタリアが決勝進出を決めました。
そして、東海岸は異常気象に見舞われて、本当に毎日のように蒸し暑かったのです。
一方、カリフォルニアは確かに気温は高かったものの、湿度が低かったのでニューヨークと比べたら、ずっと過ごしやすかった(プレーしやすかった)のです。
これは、おそらく東海岸とカリフォルニアの両地域での観戦を経験したことのない人には理解できないでしょう。
イタリア対ブルガリア、ブラジル対スウェーデンの2つの準決勝は同じ7月13日に行われ、蒸し暑さで疲労を溜めたイタリア代表は準決勝終了後、ニューヨークからロサンゼルスまでの長距離移動を強いられたのです。
本来ならニューヨークの準決勝を1日前に行って公平を期すべきところでしたが、7月12日にはメジャーリーグ・ベースボール(MLB)のオールスター戦がピッツバーグで行われたので、準決勝2試合が同日開催となってしまったのでした。
つづく












