■磐田のハイプレスをいかに剥がすか

 対戦相手の磐田は、開幕から8節まで90分以内の勝利がなかった。4月18日の11節を最後に志垣良監督が退任し、三浦文丈コーチが指揮権を引き継いだ。

 三浦監督指揮下では3勝3敗だ。直近の2試合は福島に2対4、藤枝に0対3と連敗を喫している。Jリーグの頂点を知るた名門は、グループ首位争いに絡むことなく最終節を迎えていた。

 札幌はここまで7連勝で、磐田は連敗中である。磐田は札幌の良さを潰していくために、守備時は5-4-1のブロックを敷いてきた。そのうえで、1トップのFWマテウス・ペイショット、2シャドーのグスタボ・シルバと渡邉りょうが前線から規制をかける。

 札幌側から見ると、ふたりのセンターバックの前にペイショットが立ち、渡邉とシルバがペイショットに連動しながら両サイドバックもケアする。ウイングバックがサイドバックまで出ていくこともある。

 ダブルボランチには、磐田のダブルボランチがマッチアアップしてくる。磐田はほぼマンツーマンのように前線から規制をかけ、ボランチの上原力也は札幌のボランチを見ながらCBやGKまでプレッシャーをかけてくることもある。2連敗からのリバウンドメンタリティが問われる磐田は、守備でスキを見せないことで札幌の攻撃を抑えようとしてきた。

 札幌の攻撃のキーマンは、トップ下の荒野拓馬だっただろう。ここまで3試合連続得点の彼がボランチとCBの間で、あるいはボランチの脇でボールを受けることができれば、攻撃にスイッチが入る。

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(2)へ続く
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