■ 曺監督の基本システムとミラーゲーム
基本のシステムは「4-3-3」である。オプションとして「3-4-2-1」を採用する。相手が3バックのときには「ミラーゲーム」を仕掛けたり、選手のコンディションによって3バックを用いるが、基本は4バックである。「4-3-3」の中盤の「3」は逆三角形を敷いてアンカーを1人置くやり方をとる。2人のインサイドハーフとの3人での構成となる。トップの3人は、センターフォワードと左右のウイングの組み合わせになる。
神戸のシステムも「3-4-2-1」の3バックである。曺監督の特徴として、相手が「3-4-2-1」の場合や「4-3-3」のときには、「ミラーゲーム」で対抗するやり方をするケースがある。しかし、長崎が相手のときは、3バックの長崎に対して4バックで挑んでいた。
今回の神戸戦も相手が3バックだが、4バックにしている。また相手がガンバ大阪の「4-2-3-1」のときは「4-3-3」のアンカーを置いていたので、曺監督の基本システムは「4-3-3」の中盤が逆三角形であり、相手が3バックのときは、ケースによって3バックにしてミラーゲームを仕掛けると言える。
■ 4分55秒の攻撃:迷わずゴールを狙う姿勢
センターハーフの尹星俊が平岡大陽にパスを出す。平岡大陽は左サイドに駆け上がった麻田将吾にボールを出すと、麻田将吾がダイレクトでシュートを打つ。ボールはゴールを大きく外れる。
京都の攻撃は、シンプルにシュートが打てるチャンスがあったら、ゴールを狙うことが監督から言われているのだろう。バイタルエリアでフリーになったときに、積極的にシュートを打つ場面がしばしばある。
■ 15分の守備:徹底した「人につく守備」
武藤嘉紀に対してエンリケ・トレヴィザンと須貝英大の2人がヘディングにいっている。2人が衝突してピッチに倒れた隙に、フリーになっていた佐々木大樹にボールが出されて、ペナルティエリアに折り返されたパスに、走り込んできたジエゴがシュートを放つ。
トラップが大きくなったので、シュートコースがなくなってゴールキーパーの太田岳志がセーブした。武藤嘉紀にエンリケ・トレヴィザンと須貝英大の2人がヘディングにいく必要があったのかどうかという問題がある。しかし、人につく守備をする京都にとって、競り合うことは必然となっているから、2人が競ってぶつかったことは仕方がないことだろう。
続いては27分のラファエル・エリアスのシュート場面を見ていこう。
つづく




























