浦和レッズの次期監督として、京都サンガF.C.を率いる曺貴裁監督の就任が噂されている。浦和は4月28日のマチェイ・スコルジャ前監督の契約解除後、泥沼の7連敗からバトンを受けた田中達也暫定監督が見事な手腕を発揮。就任後6試合で4勝1敗1引き分け(PK負け)と急激なV字回復を遂げ、90分間での敗戦はわずか1試合のみと完全に息を吹き返している。
この圧倒的な熱量を取り戻しつつあるチームに、闘将・曺監督が正式に就任した場合、どのような上積みがもたらされるのか。それとも…ヴィッセル神戸戦を題材に、浦和ファン必見の「曺サッカー」の核心に迫る。
■ 京都の歴史を変えた名将、退任へ
京都サンガF.C.の曺貴裁監督が、5月23日(土)に開催される明治安田J1百年構想リーグ第18節のV・ファーレン長崎戦をもって退任することが明らかになった。今月15日には同リーグ終了後での契約解除(双方合意)が発表されていたが、クラブとの協議の結果、退任時期が早まる形となった。
2021年に就任した曺監督は、わずか1年で京都をJ1に導き、その後も京都をJ1に定着させた。昨シーズンには、クラブ史上最高順位となる3位の好成績を残し、クラブ初のACLE出場権を獲得。京都のクラブの歴史を変えた監督として、確かな名を遺す貢献者となった。そんな曺監督が、次期浦和レッズの監督候補として名前が挙がっている。そこで、京都で行われていた曺監督のサッカーが、いったい、どんなサッカーであったのかを検証してみたい。
■ 分析対象:神戸戦から読み解く戦術
曺監督のサッカーを知るのに、5月13日に行われた明治安田J1百年構想リーグ、地域リーグラウンド、WEST第12節のヴィッセル神戸対京都サンガF.C.の試合を分析対象にする。5月17日のサンフレッチェ広島戦は0-4という点差に表れているように、曺監督が京都を離れることが決定していたこともあって、選手のモチベーションも低く、参考になる点があまりない。それに、広島戦は3バックだったが、神戸戦はチームの基盤となる4バックシステムであったことから、神戸戦が京都の曺監督のサッカーの色が見られるのである。
以下のダイジェストに沿って分析を進めていく。読者の皆様も文章と映像を並行してもらえたらありがたい。
https://www.youtube.com/watch?v=QH4F85TiD0M




























