サッカーのワールドカップ開幕が近づいてきた。日本代表も大会に臨む26人を発表。期待と緊張感が高まってきている。サムライブルーは優勝を狙うと公言しているが、大会で堂々と戦い、勝ち抜くために必要なものは何なのか。サッカージャーナリスト後藤健生が考察する。
■親善試合で「W杯優勝国」を撃破
カタール大会の後も、日本代表は強豪国相手に勝利を重ねた。
2023年9月には日本代表はドイツに遠征して4対1のスコアでこれを撃破。2025年10月にはブラジル代表をホームに迎えて逆転勝利を収めると、今年の3月にはイングランドに1対0で完勝して見せた。
もちろん、これらはいずれも親善試合だった。相手チームが主力を休ませていた試合もあったし、ブラジル代表は就任して間もないカルロ・アンチェロッティ監督がさまざまな戦術的テストを試みた試合だった。
だが、親善試合であるのは日本側も同じだったし、何よりもドイツやイングランドとの試合はどちらもアウェーでの戦いだった。日本と対戦した当時、ドイツ代表は結果を出せない試合が続き、ハンジ・フリック監督の進退が懸かった試合だった。イングランドもウルグアイと引き分けた後だっただけに、結果にはこだわっていたはずだ。
そして、重要なのはヴォルフスブルクでのドイツ戦やウェンブリーでのイングランド戦では、カタール大会でのような「死んだふり作戦」ではなく、90分間互角に戦っての勝利だったことだ。






























