■手に汗を握る勝負は「ベスト8」以降に

 もちろん、サッカーというのはきわめて不確定性の強いスポーツだ。いつも、プラン通りの試合ができるとは限らない。前回大会では、優勝したアルゼンチンも初戦でサウジアラビアに敗れるというスタートを切っている。

 しかし、これまでの日本代表のように、スクランブル態勢での逆転勝利や辛勝、ラッキーな勝ちを続けることでは「優勝」など、けっして見えてこない。

 優勝を狙うようなチームは、グループリーグの段階では淡々と戦って、粛々と勝点を積み重ね、ノックアウト・ラウンドに進出してからの強敵との対戦で本当の意味でのバトルを繰り広げて勝ち抜いていくのだ。手に汗を握るドッグファイトはベスト8以降に取っておかなくてはいけない。

 しかも、今ではヨーロッパの強豪国も日本を“格下視”してはくれない。日本についての情報もしっかりと分析してくるに違いない。「死んだふり作戦」も通用しない。

つづく

 

(3)へ続く
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