■小都市をわざわざ訪れた理由
さて、僕は何のために、わざわざヴッパータールを訪れたのか……。
それは、この街を世界最古のモノレールが走っているからです。
「モノレール」というのは1本のレールを使って走る鉄道のこと。日本語では「単軌鉄道」とも言います。
19世紀に開発されましたが、初めて実用化されたのが1901年に開通したヴッパータールのモノレールでした。
モノレールには軌道を抱えるようにして軌道の上を走る跨座式と軌道の下にぶら下がって走る懸垂式があります(東京・羽田空港と都心を結ぶ東京モノレールは跨座式、千葉市内を走っている千葉都市モノレールは懸垂式)。
ヴッパータールのモノレールは懸垂式で、市内を流れるヴッパー川の上を今でも元気に運行中で(ヴッパータールとは「ヴッパー川の谷」という意味)、中には本当に年季の入った車両も見かけます。
こうして、僕はひとつの番組で南アフリカとドイツの2つの国の思い出に浸ることができたというわけです。













