■ドイツにある似た名前の街
いずれにしても、新たにやって来たバンツー系黒人とヨーロッパ人がせめぎ合いながら出来上がったのが現在の南部アフリカです。そして、原住民であるコイサン人は急激に数を減らしてしまいました。
ウッパタール村をつくったドイツ人も、おそらく少数民族であるコイサン人の保護を考えて、彼らのための村をつくったのではないでしょうか……。
というわけで、2つの謎はなんとなく解決できました。
ところで、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州にはヴッパータールという都市があり、僕も行ったことがあります。南アフリカ大会の4年前、ドイツでワールドカップが開催された時、試合のない日にわざわざ電車に乗って行ってきたのです。
デュッセルドルフやドルトムント、ボーフムといった街の近く、ルール工業地帯の中にある人口35万人程度の都市です。
製薬会社「バイエル」の本社は(サッカー・ファンなら誰でも知っているように)現在はレヴァークーゼンに置かれていますが、1863年に会社が設立されたのはヴッパータールでのことでした。












