■懸念を払拭する“ユーティリティ性”と盤石の最終ライン

 ボランチのレギュラーとしてW杯予選を牽引しながらも、2025年3月20日のバーレーン戦以降招集外となっていた守田英正は、“やはり”選ばれなかった。

 本大会では、鎌田大地(クリスタル・パレス)と佐野海舟(マインツ05)のコンビが中盤のメインエンジンとなりそうだ。会見で「ボランチが鎌田、佐野、田中碧(リーズ・ユナイテッド)、遠藤航(リバプールFC)の4人では少ないのでは?」と層の薄さを問われた森保監督だが、「4人は計算できます」とキッパリ。さらに「板倉は直近の試合をボランチで出ていますし、瀬古も少し前はボランチでプレーすることが多かった」と守備陣のユーティリティ性を挙げ、懸念を力強く払拭した。

 タレント揃いのディフェンスラインで唯一の気がかりは、冨安健洋の状態だろう。しかし、これについても指揮官は「練習試合で90分プレーできる状態。ワールドカップで戦える準備ができています」と一切の不安を見せない。実力は世界基準の折り紙付きなだけに、彼が万全に整えばまさに“盤石”の最終ラインが完成する。

 悲願の優勝、そして史上初のベスト8を目指す運命の開幕まであと1か月。「目標(優勝)に変わりはありません」と森保監督は力強く宣言した。未知なる高みへ挑むサムライブルーの熱き戦いが、いよいよ幕を開ける!

 

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