【2026年明治安田J2・J3百年構想リーグ第16節「残り2節の論点」】仙台、富山がグループ首位確定、合計34ゴールの富山を牽引する19歳ドリブラー【戸塚啓のJ2のミカタ】(1)の画像
明治安田J2・J3百年構想リーグWEST-Aグループで首位通過を決めたカターレ富山  撮影/中地拓也

■仙台がグループ首位を確定!!

 明治安田J2・J3リーグは、5月9、10日に第16節を消化した。地域リーグラウンドは残り2試合となり、チーム、選手の現在地が見えてきた。

 EAST―Aグループでは、ベガルタ仙台が首位を確定させた。J2・J3百年構想リーグは地域性重視のグループ分けのため、グループによってJ2とJ3のクラブにバラつきがある。このグループはJ2が最多7チーム同居しているが、10勝、5PK勝ち、1敗の成績で勝点40を稼いできた。

 森山佳郎監督指揮下の前2シーズンは4バックを基本としてきたが、今リーグから3-1-4-2へ変更している。それぞれの適性に合った選手起用を実現しながら、チームがベースとする堅固な守備を維持している。J2クラブが最多のグループで、1試合平均の失点が「1」以下なのは評価できるはずだ。攻撃ではファジアーノ岡山から加入したMF岩渕弘人が、チームトップの6得点をマークしている。

 EAST―Bグループでは、ヴァンフォーレ甲府が勝点32で首位に立ち、いわきFCと北海道コンサドーレ札幌が勝点28で、RB大宮アルディージャが勝点27で追走している。このグループはJ2の6クラブが同居しており、残る2チームの藤枝MYFCは勝点26で6位、ジュビロ磐田は勝点22で8位だ。磐田は11節終了後に監督交代へ踏み切ったものの、浮上のきっかけをつかめていない。

 首位を走る甲府は、11勝のうち8勝までが1点差の勝利である。RB大宮には連勝したものの、いわきとは1勝1敗、札幌には連敗、藤枝には1PK勝ち1敗、磐田には連敗と、J2のクラブとの対戦で強さを見せつけるには至っていない。

 11失点はグループ最少で、J2・J3百年構想リーグ全体でも最少2位タイである。一方で、19得点はグループ7位だ。開幕から6試合で5得点を記録した内藤大和が7節から離脱したことで、攻撃の迫力が薄れたところはあるのだろう(14節から戦列に復帰)。大崩れをしないチームのスタイルを維持しながら、決めきる力を高めていくことが求められる。

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