■会心の鹿島戦

 東京Vの直近の3連戦……。

 対戦相手は昨年のJ1チャンピオンで百年構想リーグEASTグループでも首位を走る鹿島。今年は低迷しているものの昨年の準優勝チームの柏。そして、かつての絶対王者の川崎との対戦だった。

 球際の勝負に強く、試合運びもうまい鹿島。パスをつないでサイドからの人数をかけた攻撃が有効な柏。そして、中盤でのパス交換と前線でのマルシーニョなど攻撃のスピードもある川崎と、それぞれ特徴が異なる対戦相手との難しい連戦だった。

 4月29日の第13節鹿島戦は、東京Vにとっては会心のゲームだった。

 立ち上がりから、前線からのプレスが有効でキックオフから1分も経たないうちにトップの染野に当てたボールの落としを深澤大輝がシュート(GKの早川友基がCKに逃れる)。さらに11分にも、中盤で平川が奪ったボールがつながって鹿島ゴール前での混戦をつくった。

 しかし、そこは王者の鹿島。レオ・セアラや鈴木優磨が前線で絶えず守備ラインの裏を狙う動きを繰り返す。

 そして、19分。左サイドから三竿健斗がサイドチェンジのパスを通すと、右サイドバックの濃野公人が絶妙のファーストタッチでDFをかわし、師岡柊生が上げたクロスを鈴木が折り返し、レオ・セアラがつないだボールを最後は濃野が決めて鹿島が先制。

「入りが良かったので安心感が生まれて腰が引けてしまった」と城福監督。

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