■アレックスコーチが指揮の徳島は新潟に先制許す

 6日に行なわれたアルビレックス新潟とのアウェイゲームは、コーチのアレックスが指揮を執った。彼はJ1とJ2の7チームに在籍したブラジル人で、徳島では12年途中から16年までプレーした。18年にカマタマーレ讃岐で現役を終え、翌19年から徳島の育成年代でコーチを務めてきた。25年からはトップチームのコーチとなっていた。

 現役時代は左サイドバックとして活躍したこの43歳は、愛媛戦の大敗を受けてスタメンに手を加えた。ここまで11試合に出場してきたGK永石拓海に代えて、在籍16年目のGK長谷川徹を先発に指名したのだ。この37歳は23年から25年までの過去3シーズン、リーグ戦に出場していない。

 前節からのメンバー変更は、GK長谷川を含めて5人である。出場停止明けのカイケと宮崎、5連戦のターンオーバーでスタメンを外れていたFWルーカス・バルセロスが、先発に戻ってきた。

 システムは3-1-4-2とした。前節は3-4-2-1でスタートし、後半途中から4バックへ変更したが、チームが基本戦術とする3-1-4-2へ立ち返った。

 前半の徳島は、相手の背後へ2トップを走らせた。最前線に立つバルセロスとFW梶谷政仁は、どちらも馬力のあるタイプである。気になるのは、パスの出し手と彼らのどちらかひとりの関係による仕掛けが多い、ということだった。

 本来ならアンデルソンが2トップから中盤へ落ち、彼と入れ替わるように2シャドーが追い越していき、ウイングバックが幅を取って相手の守備網を広げる。パスの出し手と受け手だけでなく、3人、4人と攻撃に関わっていく。

 しかし、アンデルソン不在のこの日は、ここまでグループ最多得点を記録している攻撃が機能しない。逆に23分、敵陣での直接FKを素早くリスタートされ、MFシマブク・カズヨシに先制点を奪われてしまった。

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