■極上のスポーツエンターテイメントへ
後半開始から鹿島は戦術変更を実施。自陣からのボールを鈴木が内側に入ってヘディングで落とし、高い位置からの攻撃を可能にした。同時にサイドの運動量も上がり、一気に町田を押し込んだ。そして後半5分、コーナーキックから頭で繋いで最後はレオ・セアラがゴール。鹿島らしい修正力で試合を動かした。
だが、町田も負けていない。過酷なACLEを経て勝負所に対する嗅覚が一層強くなった町田は再開から一気にギアを上げて前進し、後半8分にテテ・イェンギが同点ゴールを決めた。
一進一退の展開の中で目を引いたのが、柴崎岳とネタ・ラヴィ。両チームの中盤の底を務めた選手たちが自分自身でボールを運ぶために積極的な勝負を仕掛け続けたことで、試合はハイレベルな内容、かつ決定機をつかみ合う極上のスポーツエンターテイメントへと発展した。3万人を超える観衆が今大会屈指のゲームを目の当たりにすることになった。
終盤は、攻め立てるアントラーズと一刺しを狙う町田という時間が長くなったが、緊張感と盛り上がりが絶えることのないまま1-1でタイムアップ。迎えたPK戦では、全選手が成功した鹿島が勝点2を獲得した。
鹿島は、2位FC東京に2ポイント差の首位となって第14節を終え、残りは4試合。次戦は水戸との茨城ダービーが組まれており、最終節にはFC東京との直接対決も待っている。
■試合結果
鹿島アントラーズ 1(4 PK 2)1 町田ゼルビア
■得点者
50分 レオ・セアラ(鹿島アントラーズ)
53分 テテ・イェンギ(FC町田ゼルビア)













