蹴球放浪家・後藤健生が世界中で観戦してきた数多の試合の中で、頂点に立つと考える好ゲームがある。1986年ワールドカップの一戦だ。その好ゲームを演じた名手との再会に、数々の伝説がよみがえった。
■シュールな光景
次によく覚えているのは、ジーコが住友金属工業に入団した後のことです。当時の住金は、JSL2部で戦っていましたが、ジーコの加入と専用スタジアムの建設によってJリーグのオリジナル・メンバーに選ばれます。
JSL2部の東京ガス(FC東京の前身)戦を見にいったことがあります。
会場は横浜市金沢区にあった東京ガスのグラウンド。芝生のグラウンドに申し訳程度の仮設スタンド、というよりベンチが並べてあり、近くの学校の(?)小学生100人ほどがワイワイ言いながら観戦していました。
そんな殺風景なグラウンドで、あのジーコが本気でプレーしているのです。それは、本当にシュールな光景でした。













