■アジアでの日本の立ち位置
それでも日本のクラブは2シーズン連続でアウェーの地で互角に戦って見せた。
中東勢はチームの大部分が欧州・南米の代表クラスの外国人選手で、自国籍の選手はほんの数人といった構成だ。
それに対して、日本のクラブはほとんどが日本人選手だった。
決勝戦の町田の先発11人のうち外国人選手はネタ・ラヴィ(イスラエル)とテテ・イェンギ(オーストラリア)のみ。そして、羅相浩(ナ・サンホ=韓国)とドレシェヴィッチ(スウェーデン)が交代で投入された。
準決勝でアル・アハリに敗れたヴィッセル神戸も、フル出場した外国籍選手はマテウス・トゥーレルだけ。
しかも、現在では日本代表選手のほとんどが欧州でプレーしているので、町田も神戸も数多くの「元日本代表」は擁していても、現役日本代表はほとんどいないのが現実。
最近まで森保一監督の日本代表に招集されていたのは町田の相馬くらいのものだった。
その相馬は、アル・アハリとの決勝戦でも、何度も左サイドから仕掛けてシュートやクロスで決定機をつくっていた(敗戦チームの選手だが、決勝戦の最優秀選手に選ばれてもいい活躍だった)。
神戸の大迫勇也も前線で強力なDFたちを相手に再三ボールを収めてチャンスをつくっており、相馬と大迫はワールドカップに出場してもおかしくないだけの力があることを証明した。
そんな、現役日本代表ではない日本人を中心としたチームが(元)ワールドクラスの有名助っ人多数を抱える中東勢と(しかも、相手のホームで)互角に戦っているのだ。ACLEは、「日本のサッカーがアジアの中でどれだけの勢力であるか」ということを物語る大会となっている。












