■神戸との守備の違い
神戸も、昨年のACLEで決勝進出に成功した(そして、アル・アハリに敗れた)川崎フロンターレのようにパスをつないでのビルドアップを狙うチームではない。強力な守備でボールを奪ってカウンターというスタイルを確立している。
だが、町田のように「押し込まれても最終ラインで耐える」というスタイルではない。神戸は、より高い位置で守備をして、高い位置でプレーしたいチームなのだ。
しかし、川崎にしても、神戸にしても、個人能力の高いワールドクラスの選手がいる中東勢と対戦すれば、ボールを持たれる時間が長くなるのは仕方がない。
神戸はアル・サッド戦ではポゼッションで約60%と上回ったが、アル・アハリ戦では41%だった。
川崎や神戸は、こうした押し込まれる展開というものに慣れていない。従って、ボールを持てないことでフラストレーションが起こり、パスのリズムも狂ってくる。
だが、町田は相手にボールを持たれて押し込まれる展開でも、それを嫌がらない。そんな展開の中でも、守備で耐え続けて1点を取って勝つ……。それこそが、チームの原点なのだ。ボールを持たされるよりも、むしろやりやすいのかもしれない。











