■平均身長190cm超の壁。恐怖のセットプレー
欧州予選8試合で27得点を叩き出したオランダはPKで大量5ゴールを叩き出したが、FK、CKはそれぞれ1ゴールのみ。「セットプレーの得点が2つだけ。W杯本番、競った試合で不安材料になる」と指摘されていた。
セットプレーの名手、コープマイナースの右ウイング抜擢にはその弱点解消の意図も含まれていた。ノルウェー戦35分、フィルジル・ファン・ダイク主将がドンピシャリのヘッドで1-1にしたのは、オランダにとってもしてやったりのもの。オランダはゴールエリアの中にファン・ヘッケ(189cm)、ファン・ダイク(195cm)、ミッキー・ファン・デ・フェン(193cm)の大男たちが固まって相手GKと守備陣に圧をかけ、ペナルティースポット周辺にはデンゼル・ドゥムフリース(188cm)、コーディ・ガクポ(193cm)、ドニエル・マーレン(176cm)が陣取った。マーレンだけサイズがないが、彼の機敏さはリバウンド、セカンドボールへの反応に有益だ。
右からは左利きのコープマイナース、左からは右利きのタイアニ・ラインダースがインスイングのコーナーキックを蹴り、やはり高さを誇るノルウェーに対してオランダが優位に立っていた。
「コープマイナースはPKキッカーとしても優れている」とクーマン監督。基本的にオランダのPKキッカー一番手はメンフィス・デパイ、二番手がガクポ。しかしW杯のトーナメントステージになるとPK戦で雌雄を決する場面があるため、延長戦が終わるまでいかにコープマイナースをピッチ上に立たせるか、そういう起用法も勝ち上がる上で大事になってくる。
つづく
























