■若手育成に定評のある指揮官の存在
だからこそ、高井がトッテナムに戻ったとき、その評価はトーマス・フランク前体制よりもデゼルビ体制のほうがはっきりしてくるかもしれない。ボール扱いに長けたセンターバックを好む指揮官であれば、若手であっても「魅力的な素材」として評価される余地があるからだ。
しかもデゼルビは若手育成にも定評がある。ブライトンでも、才能ある若手に実戦の中で責任を与えながら伸ばしてきた。もちろん、それだけで高井の来季残留が決まるわけではない。現実的に見れば、プレミア残留の場合、デゼルビは、まずプレシーズンで一度しっかり自分の目で見極めるだろうし、その上で手元に置くのか、もう一度レンタルに出すのかを決めるはずだ。いきなりロメロ級の立場を与えられるとは考えにくいが、逆に言えば、デゼルビが自分のサッカーに合う選手と認めれば、一気に評価と序列が上がる可能性もある。
その判断は、やはりクラブのカテゴリーにも左右される。もしプレミアリーグに残留すれば、競争は当然激しい。より即戦力が求められるため、若手の起用は慎重になるだろう。高井にとっては、レンタル継続を含めて、もう一段階外で経験を積む選択も十分あり得る。




















