現地4月16日、サウジアラビアで集中開催されているアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルズの準々決勝が行われ、ヴィッセル神戸が3−3からのPK勝ちでアル・サッド(カタール)を下し、準決勝進出を決めた。殊勲者の一人として間違いなく挙げられるのが、元日本代表GK前川黛也だった。
2024年、25年のJリーグ連覇に貢献し、日本代表にも選出された31歳。今季も開幕からゴールマウスを守り続けていたが、J1百年構想リーグ・第10節(4月11日)の名古屋グランパス戦で、終了間際にDFマテウス・トゥーレルと交錯し、頭部から出血するアクシデントに見舞われた。
担架で運ばれて交代することになった前川は、今回のACLEの出場も危ぶまれ、チームのチャーター機には搭乗せず。しかし、脳震盪ではないとの診断から別便で現地入りし、試合2日前に遅れてチームに合流し、頭部を守るためのヘッドギアを装着してスタメンでピッチに立った。
3失点を喫したが、延長戦ではビッグセーブを連発した。
話題になったのが、延長前半13分のシーンだ。アル・サッドが右サイドから鋭いクロスをゴール前に送り込むと、オランダ代表歴のあるFWジャバイロ・ディルロスンが走り込みながら頭で合わせる。シュートはゴールマウスを捉えていたが、前川がスーパーセーブ。右手を伸ばし、指先で触れてコースを変える“超絶反応”でゴールを防いだ。














