■指導者の言葉の力
相模原を指導するのはシュタルフ悠紀リヒャルト監督。ドイツ生まれで日本育ち。ドイツをはじめ、各国リーグでプレー経験のある若い指導者だ。2024年のシーズン途中に相模原の監督に就任して3年目のシーズンとなる。「エナジーフットボール」を掲げているが、その哲学がチームに浸透してきているのだろう。
試合後の会見でも、シュタルフ監督はそのサッカー哲学を分かりやすく具体的に語ってくれた。おそらく、監督の言葉は選手にもしっかり伝わっているのだろう。
この日の試合を見ていると、サイドバックの上がり方やセットプレーなどで同じパターンの繰り返しが多く、バリエーションに欠けるような気がしていた。だが、シュタルフ監督は「Aも、Bも、Cもやらせると頭で考えるようになってしまってエナジーが出せない。相手のことも考えて、今日は一つのやり方を貫かせた」といった趣旨の話をしていた。選手たちがエナジーを発揮しやすいやり方で取り組ませようとしているのだろう。
城福監督もそうだったように、やはり指導者がしっかりした哲学を持ってブレずにそれを貫き、それを選手に分かりやすく伝えていくことが、チームの成長のためには大事なのだろう。
しかし、この日の相模原のように「たいして期待しないで」見にいった日に、こんな素晴らしいアグレッシブな試合が見られるととても得をしたような気持ちになる。次は、期待しながら見にいくこととしよう……。









