■アジア杯で「求められる」早急な改善

 当然、AFCに与えられる出場枠は増える。単純に総チーム数増加の比率に合わせた出場枠を計算すると、「大陸間プレーオフ」を入れて12、「ダイレクト出場」は9から10になる可能性がある。ワールドカップ予選はさらにゆるくなる。

 ところが、AFCが計画している次回の女子アジアカップ(開催国ウズベキスタン)も、出場国は12だという。2029年に開催されるため、次回の女子ワールドカップの予選とはならない予定だが、12という中途半端な出場チームに限定し、「グループ3位でも準々決勝に出場できる」という「ゆるさ」がある限り、今回の「日本×チャイニーズ・タイペイ」のような試合が起こるのは避けられない。

 アジアで女子サッカーのプレーが行われているのが12しかないのなら仕方がない。しかし、今大会のエントリーが36チーム(現在、AFC加盟協会は「準加盟」の1協会を含め47協会)に達し、宗教上の理由からスタートが大きく遅れていたイスラム圏を中心に、女子サッカーに取り組む国がどんどん増えるなかで、アジアの女王を決める「AFC女子アジアカップ」がこんな中途半端な形でいいのか。早急に16チームの戦いにすべきだ。

 次回のワールドカップ予選をどのような形にすべきかも含めて、AFCの女子大会のあり方を再考すべきときではないだろうか。

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