■5人の外国人選手が4つのリーグ戦出場枠を争う

 Jリーグデビューはこれからだが、ホームのNACK5スタジアム大宮には足を運んでいる。ディニースの声が弾んだ。

「あのスタジアムの雰囲気は、日本に来て一番驚いたことです。メンバーの選手、メンバー外の選手、コーチングスタッフ、そしてファン・サポーターが、一体となって戦っていることを強く感じました。

 スタジアムではファン・サポーターの人たちと触れ合うこともできて、ユニフォームにサインをしたり、写真を撮ったり、『出場するのを待ってるよ』というポルトガル語のメッセージもみました。みなさんの愛というものを、間違いなく感じることができています」

 RB大宮の外国人選手は、新加入のオーストラリア人GKトム・グローバー、ブラジル人CBのガブリエウ、ブラジル人アタッカーのカプリーニ、ナイジェリア人FWのオリオラ・サンデーだ。

 グローバーは開幕からゴールマウスに立っている。ガブリエウは主将に指名されている守備の中心選手で、昨季途中に負ったケガから復帰してきた。カプリーニは昨シーズンのチーム最多得点者で、攻撃で違いを見せられる選手だ。

 22歳のサンデーは、身体能力の高いストライカーである。高校から日本でプレーしており、日本語でコミュニケーションがとれる。自らゴールへ向かうだけでなく、周りの選手を使うことも覚えてきた。

 ディニースが加わったことで、リーグ戦に出場できる4人の枠を巡る争いは熾烈なものとなる。彼らが高いレベルで競争を繰り広げていくことが、チーム全体のレベルアップにもつながっていく。 

 ディニースのブラジルでの市場価値は、現時点でおよそ35万ユーロ(およそ6千400万円)とされている。いまはまだ国際的に知られていなくても、半年後、1年後には市場価値が跳ね上がっているかもしれない。それぐらいの可能性を、ディニースは秘めている。

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