■イラン出場ならどうなる?トランプ政権下の「北中米W杯」
地中海に浮かぶキプロス島にはギリシャ系とトルコ系の人たちが住んでいて対立を続け、ギリシャやトルコの政治とも関連して複雑な関係にありましたが、ギリシャの軍事政権が介入してクーデターを起こして、キプロスのマカリオス大統領を追放したのです。
しかし、マカリオス大統領は脱出して無事でした。その後、トルコも軍事介入。最終的にはキプロスは北部のトルコ系と南部のギリシャ系の2つの政府に分断されて、半世紀たった現在も再統合はなされていません。
ヨーロッパの経済大国だった西ドイツには、労働者としてトルコ系やギリシャ系の住民がたくさん住んでいました。中には危機的状態の祖国に向かう人たちも大勢いました。
もちろん、僕が滞在している西ドイツやオーストリアからキプロスは遠く離れてはいましたが、トルコ系、ギリシャ系の人たちの動きを見て戦争が身近に感じられたものです。
トランプ大統領のおかげで、今年のワールドカップも政治的な事件が起こるかもしれません。イランやイラクが出場したらどうなるのか? アメリカと、共同開催国であるカナダやメキシコとの関係はどうなるのか……。











