■途中出場の新加入FW山田寛人が決勝点
後半もシュートは3本に終わった。公式記録上のシュートは4対13と大きな開きがあったが、試合には1対0で勝利している。
70分の決勝点は、正しい判断と技術が重なったものだった。中盤右サイドで、アルトゥール・シルバ(30歳)が守備ブロックの間へ縦パスを差し込む。ハーフスペースに立つ右SB鈴木雄斗(32歳)がこのパスを受け、ターンしてペナルティエリア内右へラストパスを通す。途中出場のFW山田寛人(25歳)が切り返しで左足へ持ち直し、丁寧なフィニッシュでネットを揺らした。
新たな得点源の登場は、湘南にとって百年構想リーグのメインテーマである。昨夏に福田翔生(24歳)がデンマーク1部のクラブへ移籍し、昨シーズンチーム最多得点の鈴木章斗(22歳)がオフにサンフレッチェ広島へ移籍したからだ。
新たなストライカーとして、RB大宮からコロンビア人FWファビアン・ゴンザレス(33歳)を獲得した。八戸戦で決勝弾の山田も、サガン鳥栖からの新加入選手である。
長澤監督はプロ2年目の渡邊啓吾(23歳)を、2節、3節と1トップで起用している。3節では後半途中から、2シャドーの一角にも置いた。
長澤監督はRB大宮を指揮した当時、ストライカーの杉本健勇(33歳)を2シャドーに当てはめている。渡邊はポストプレーヤーだが運動量が豊富で、シャドーの適性も見受けられる。山田を頂点に置き、渡邉をシャドーに置く組合せは、今後も試していく価値がありそうだ。
百年構想リーグの序盤は、どのチームも試合を消化しながらチームを構築している段階だ。様々なトライのなかから、監督たちは最適解を見つけ出していく。








