【2026年明治安田J2・J3百年構想リーグ 湘南ベルマーレvsヴァンラーレ八戸「詳細分析」】湘南、交代出場FW山田寛人のゴールで勝利も直面する「1週間の重み」【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
湘南ベルマーレ・長澤徹監督  撮影/中地拓也
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■新監督就任のチームが直面する「1週間の重み」

【明治安田J2・J3百年構想リーグ 2月21日 14時03分キックオフ 湘南 1ー0 八戸 レモンガススタジアム平塚】

 前の試合を学びとして、一歩ずつ前進していく。

 明治安田J2・J3百年構想リーグが2月21、22日に開催され、J2の湘南ベルマーレはJ2のヴァンラーレ八戸とホームで対戦した。チームはここまで1勝1敗で、開幕節はJ2のブラウブリッツ秋田に1対2で敗れたものの、第2節はJ3の相模原に4対0で勝利した。

 八戸戦はキックオフからペースを握られた。ロングボールをきっかけに敵陣でサッカーをしようとしてくる相手に、押し込まれる時間帯が続いた。

 百年構想リーグは、昨シーズンより開幕が1週間早い。チーム作りにかけられる時間が、そのぶんだけ短くなる。新監督が就任した湘南のようなチームは、その1週間が重い。

 1勝1敗で八戸戦を迎えた長澤徹監督(57歳)は、試合前のフラッシュインタビューで「まだまだ課題は山積みなので、一個ずつ整理している最中です」と話している。これはもう、率直なところだろう。

 開幕戦は4バックでスタートしたが、第2節から3-4-2-1のシステムを採用している。長澤監督はRB大宮を指揮した当時も、3バックと4バックを併用した。軸となるシステムを持ちながら、戦術的柔軟性を高めていくのだろう。

 3-4-2-1で八戸と対峙したこの日は、25分過ぎまでシュートを打つことができなかった。前半はシュート3本に終わり(公式記録では1本)、枠内シュートもなかった。相手には7本のシュートを浴びた。ただ、30分過ぎからは、マイボールとなった瞬間に縦へボールを入れるのか、縦ではなく空いているスペースへ運びながら前進するかの判断が整理されていった。それによって、試合運びも落ち着いていった。

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