■勝点の変更は得点数増加のため

 しかし1993年、国際サッカー連盟(FIFA)はワールドカップで「3-1」システムを使うことを決定、併せて、「3-1」を世界のスタンダードにすることを要請した。1990年ワールドカップで1試合平均得点が2.21と非常に低調だったことに危機感を抱いた結果だった。現在、世界の大半のリーグで「3-1」システムが使われているのは、この要請以後である。

 そして現在、日本では、プロリーグだけでなくアマチュア、少年に至るまで、あらゆるカテゴリーで「3-1」となっている。

「引き分けは悪である。だから勝利の3分の1の価値しかない」というのが、「3-1システムの思想」である。だが、その論理が通じるのはプロのサッカーの話であって、ひたすらボールを追いかける少年少女のサッカーや、ただ楽しみでサッカーをしている草の根レベルにまで使う必然性などまったくない。こうしたレベルでは、「2-1システム」がふさわしい。

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