■PK戦効果は1シーズンだけ

 日本のサッカーにおける「リーグ戦でのPK決着」は、決して新しい話ではない。日本サッカーリーグ(JSL)時代の1977年から3シーズン、「引き分けをなくすことで、得点を増やし、もっと魅力的なリーグにしたい」という理由から、90分間で同点の場合にはPK戦を行うこととした。勝点は「90分間での勝利に4、PK戦勝ちに2、PK戦負けに1」というものだった。

 1年目の1977年は、顕著に効果が出た。前年の1976年には全90試合で生まれた得点が238、1試合平均2.64点だったのが、PK戦を採用した1977年には315点、1試合平均3.50点となったのである。ただ、その翌年からは再び以前のレベル(245点、平均2.72点)に戻り、PK戦はわずか3シーズンで廃止された。

つづく

 

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