■引き分けが妥当な試合もある
ただ、なぜリーグ戦でPK戦を導入するのか、私にはその意図が理解できなかった。この2試合は、前半こそやや雑で攻撃にまとまりはなかったものの、後半になるとともにゴールへの意欲と積極性を見せ、活発な攻め合いとなり、まずまず楽しませてくれる試合内容であり、2試合とも「引き分け」が妥当な結果だった。ことさらに勝負を決する必要などないように思われた。
しかし、その後のPK戦を経ての「勝点2+400万円」と「勝点1+200万円」の差は大きい。PK戦で勝ったFC東京には笑顔が見られ、鹿島と浦和はガックリとうなだれていた。
引き分けには、「痛み分け」の意味合いを持つときもあるが、一方が悔しがり、他方は満足な結果と思うときもある。そうした「機微」が、PK戦で吹き飛んでしまうのも惜しい。
つづく











