■最悪なのは「中途半端」な使い方
新しい監督がやって来て、キャンプで新戦術のトレーニングを積み重ねても、シーズンが始まって実戦に臨んでみるとさまざまな綻びが出ることが多い。そうなると、リーグ戦を戦いながら試合を通して修正を繰り返しながらチームづくりを進めていく必要がある。
だから、4か月間の「百年構想リーグ」は新監督を迎えたチームにとっては、とても貴重な準備期間となるはずだ。
特に、これまで日本で指揮を執ったことがない監督にとっては、日本人選手の特性やJリーグのサッカーに慣れる必要もある。そこで適応に失敗して、鳴り物入りでやって来た指導者が更迭されてしまった例は枚挙にいとまがない。
「常勝チーム」をつくろうと考えているクラブがあったとすれば、長期的視点に立って「百年構想リーグ」に勝負を懸けるよりも、次のシーズンへの準備と割り切った方がいいのかもしれない。
「百年構想リーグ」に勝負を懸けに行くのか、あるいは貴重な準備期間として使うのか……。そのあたりは、そのクラブの情況にかかっている。クラブ首脳あるいはゼネラル・マネージャーはそのあたりをはっきり決断すべきだろう。中途半端は最悪だ。










