■引き分けの価値が向上

 2025年のJ1リーグでは鹿島アントラーズが勝点1の差で柏レイソルを上回ってタイトルを獲得した。

    勝利 引分 敗戦  勝点
 鹿島 23  7  8  76
 柏  21 12  5  75

 しかし、もし、1990年代まで使われていた「勝利=2、引き分け=1」という方式が採用されていたとしたら、鹿島の勝点は53で柏は54となり、逆に勝点1の差で柏が優勝していたのだ。

「百年構想リーグ」では、PK戦で勝利の場合は勝点2が与えられ、PK戦負けの場合でも勝点1が与えられる。つまり、引き分けの場合、平均で1.5ポイントが与えられるのだから、引き分けは1990年代までと同じように0.5勝の価値があると見なされる。

 つまり、これまでのJリーグとは違って、引き分けの価値が大きくなるのだ。

 さらに、もしPK戦で勝利したら、引き分けは3分の2勝の価値があるということになる(だから、もしPK戦を採用する場合、本来なら「勝利=4、PK勝ち=2、PK負け=1、敗戦=0」とすべきだったのだ)。

 これも、戦力的に劣るチームに有利なレギュレーションだ。

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